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  台湾では、8年ぶりに政権交代が行われました。
  国民党から民進党へと、台湾国民の支持を受けた蔡英文氏。
  新日反中と言われる民進党ですが、「尖閣諸島は台湾領」と主張。
  日本にとって、台湾海峡は防衛の要でもあり、今後の動向が注視されます。
 詳細は、コチラ↓の動画をご覧下さい。

台湾総統選で勝利した民主進歩党の蔡英文主席は16日夜の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について台湾領だとあらためて主張した。

 蔡氏は「平和で安定した中台関係の現状維持」を目指すと述べ、中国との関係悪化を避ける姿勢を示した。

総統選で圧勝したことについては「民主主義の精神を示したことが最大の意義だ」と強調した。

 蔡氏は会見で、中国との対話の重要性を強調し、相互交流は「中台相互に責任がある」と述べ、民進党との公式対話を拒む中国側に対応を求めた。

 一方で蔡氏は、台湾の民主制度や国家意識、国際活動などへの圧力は「中台関係の安定を損なう」と述べ、中国をけん制した。

 日本とは経済や安全保障の分野で関係を強化したいと述べた。

南シナ海問題については「平和解決を望む」と述べた。(台北 共同)

http://www.sankei.com/west/news/160117/wst1601170039-n1.html


日本からの推測で書くのは正確さを欠くので、蔡英文氏の当選が確定したあと、中国政府公式見解が発表される前の時間帯に、思い切って中国政府高官を単独インタビューした。 

 その回答を以下に記す。

なお、中国では「〜さん」のような敬称を付けずに人名を呼ぶので、回答をそのママ記し、敬称はつけない。筆者の説明は( )内に書く。

 Q1:蔡英文氏の当選をどう思っているか?
 A1:民進党は党規約に台独(台湾独立)を書いているので、蔡英文がどんなに「現状維持」と言っても、中国は信じていない。

ただし、5月までは馬英九が総統なので、決定権を持っていないため、何もできないだろう。

しかし陳水扁(2000年から2008年まで総統に就任)より、蔡英文の方が台独に関しては強固な意志を持っている。

能力も高い。だから中国は決して安心してはいない。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/01/post-4379_1.php


   Q5:では、もし台湾が独立に向けて動いた場合は?

 A5:反国家分裂法は、なんのためにあると思っているんだい?

中国人民解放軍がたちどころに台湾海峡を封鎖して台湾を「孤島」いや、「死島」にしてしまうだろう。

両岸問題は中国にとって最優先課題であることは、知っているはずだよね?

(筆者注:反国家分裂法は「もし台湾が独立に向けて動いたら、中国は武力を行使してそれを阻止する」という趣旨の法律で2005年に制定された。

中国語では「反分裂国家法」と称する。)

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/01/post-4379_3.php


ところで、Q&Aのうち、最後のアメリカとの関係に関して補足する。

 つまり、馬英九路線などにより中台が平和統一されたときには、アメリカの台湾関係法は行使できない。

台湾が大陸に吸収されるのを黙って見ているしかないのである。

 しかし、民進党政権において、万一にも台独の気配が生じて台湾海峡武力封鎖のような事態が起きれば、アメリカは台湾関係法により台湾を防衛する手段に出る。

そのときには日米同盟により、日本も動かないわけにはいかなくなる。

 中国だけでなく、日米もまた「台湾有事」のような事態が生じることは望んでいないし、好ましくない。

 そういう事態を招かずに、きたるべき「蔡英文総統」が、どのような舵取りをしていくかが、今後の注目点となろう。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/01/post-4379_3.php


newsweekの記事を引用させて頂きました。

民進党の蔡英文氏が台湾独立を推し進める事が、中国にとっての脅威になるのは明白。

そこに、アメリカの軍事的援護が加わるからなんですね。

しかし、蔡英文氏が尖閣諸島を台湾領と言及したのは、中国へ歩み寄りのパフォーマンスか?

いずれにせよ、台湾の政権交代は、日本の安全保障に重大な局面をもたらすのは間違いないでしょう。

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